スヴァラ歯科Blog
| 2025 | 8月

治らない肩こり・頭痛は歯が原因?症状別に徹底解説|石神井公園スヴァラ歯科

(2025年8月20日 12:57 PM更新)


肩こりや頭痛は、多くの方が日常的に抱えている不調のひとつです。

「マッサージや湿布で一時的に楽になるけれど、すぐに戻ってしまう」
「朝起きたときから首や肩が重い」
――そんな声を患者さんから伺うことも少なくありません。

石神井公園駅徒歩圏内にあるスヴァラ歯科では、こうした症状の背景に噛み合わせが関わっている場合があると考え、診療に取り組んでいます。

「治療だけ」で終わらず、予防歯科・バクテリアセラピー・水素吸入なども組み合わせ、再発しにくい口内環境と全身の健康を支えることを重視しています。

前回は「噛み合わせと全身のつながり」について解説しました。

詳細はこちら:https://www.suvara.or.jp/blog/1577/

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【噛み合わせが不調に関与する理由】

肩こりや頭痛の原因は一つではありません。
長時間のデスクワーク、不良姿勢、冷え、ストレス、運動不足、睡眠環境など、さまざまな要素が重なって筋肉や神経に負担をかけます。

ただし、それらを改善しても「なぜか繰り返す」という方がいます。
その背景に隠れているのが、噛み合わせのズレです。

噛み合わせは顎の位置を決定し、その顎は首や肩の筋肉を通じて全身のバランスに影響します。
顎の位置がわずかにズレただけで、頭の重心が変化し、首や肩に余計な力がかかることがあります。

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【症状① こめかみがズキズキする頭痛】

こめかみの痛みには「側頭筋」が深く関わります。
・側頭筋は奥歯を噛むときに強く働く
・噛み合わせの偏りで片側だけに負荷が集中する
・その緊張が三叉神経を刺激し、ズキズキする痛みにつながる

特に歯ぎしりや食いしばりがある方は、睡眠中に強い力を顎にかけ続けます。
その結果、血流が滞り、痛み物質が溜まり、翌朝からこめかみが重苦しくなることがあります。

噛み合わせ・矯正の基本情報はこちら:
https://www.suvara.or.jp/kyousei.html

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【症状② 首の後ろが重だるい】

「首の付け根が固まっている」「頭が支えられないほど重い」といった訴えには、胸鎖乳突筋や僧帽筋の緊張が関わります。

胸鎖乳突筋は耳の下から鎖骨にかけて走る筋肉で、噛みしめにより過度に働きやすい部位です。
硬くなると首の可動域が制限され、後頭部のだるさを引き起こします。
その緊張が僧帽筋に伝わると、肩から背中全体の重苦しさにつながります。

頭の重さはボーリング球に例えられるほどで、わずかな顎の位置のズレが首に大きな負荷を与えます。
さらに、この状態は自律神経にも波及し、めまいや耳鳴り、集中力低下といった症状に広がることがあります。

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【症状③ 朝起きたときの顎の疲労感】

「朝から顎がだるい」「口を開けにくい」。
こうした症状は、夜間の無意識の食いしばりが原因です。

・睡眠中に顎関節へ強い力がかかる
・筋肉が休めず、疲労が翌朝に残る
・関節のクリック音や開口障害へ発展することがある

鼻づまりや睡眠時無呼吸による口呼吸も、食いしばりを強める要因になります。
そのため、顎の疲労感が全身の倦怠感にまでつながるケースも少なくありません。

初めて受診される方へ(受診の流れ・予約):
https://www.suvara.or.jp/first.html

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【噛み合わせと全身のつながり】

噛み合わせの乱れは局所的な問題にとどまりません。
・左右の噛む力の差 → 肩の高さや骨盤の傾きに影響
・顎のズレ → 頭部の重心が乱れ、背骨全体に波及
・咀嚼筋のこわばり → 神経や血流を介して頭痛や倦怠感に拡大

「肩や頭がつらい」と感じていても、根本には口の中の問題が潜んでいることがあります。

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【スヴァラ歯科での診査と対応】

石神井公園駅徒歩圏内のスヴァラ歯科では、噛み合わせを含む総合的な診査を行っています。
・レントゲンや口腔内写真による客観的評価
・歯周病・歯列不正・欠損などの確認
・顎関節や筋肉の状態、姿勢との関連を考慮

そのうえで、再発を防ぎ、無理のない治療計画をご提案します。
治療だけでなく、予防・メンテナンス・生活習慣改善を組み合わせ、長期的な健康維持を支えます。

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【日常でできるセルフケア】

1)姿勢を意識する:パソコンやスマホを使うときは頭が前に出すぎないよう注意。
2)頬杖を避ける:顎に一方的な圧力をかけ、噛み合わせを歪める原因になる。
3)筋肉を温め・ほぐす:こめかみや首を軽くマッサージして血流を改善。
4)睡眠環境を整える:枕の高さや寝姿勢を調整し、口呼吸を減らす工夫をする。

セルフケアで緩和できる部分もありますが、根本的に噛み合わせが崩れている場合には専門的診査が必要です。

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【まとめ】

・こめかみ頭痛 → 側頭筋の緊張と神経刺激
・首の重だるさ → 胸鎖乳突筋・僧帽筋の負担
・朝の顎疲労 → 夜間の食いしばりによる関節負荷

こうした不調が長引くとき、一般的な対処だけでは改善しにくいことがあります。
「なぜ繰り返すのか」と感じたら、口腔と全身のつながりを見直すことが大切です。

この視点はスポーツ分野にも広がります。競技中の噛みしめや外傷予防で使うマウスガードも、噛み合わせを考慮するかどうかで大きな差が出てきます。
スヴァラ歯科では、健康とパフォーマンスの両面からサポートを行っています。

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長引く肩こりや頭痛、朝の顎の疲労でお困りの方は、石神井公園駅徒歩圏内のスヴァラ歯科へお気軽にご相談ください。
噛み合わせを含めた総合的な診査と丁寧なご説明を行っています。

ネット予約/受診案内はこちら:
https://www.suvara.or.jp/first.html

電話:03-3997-6875


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