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【ナイトガードとは?】歯ぎしり・食いしばりから歯を守るマウスピースの役割|石神井公園スヴァラ歯科

(2026年8月28日 1:24 PM更新)


石神井公園駅から徒歩圏内のスヴァラ歯科です。

歯ぎしりや食いしばりから歯を守るために使用する「ナイトガード(就寝用マウスピース)」をご存じでしょうか。

朝起きたときに「顎が疲れている」「歯に違和感がある」と感じる方は少なくありません。

歯科医療の現場においてナイトガード(就寝用マウスピース)は

「日常生活や就寝中の過剰な力から、ご自身の大切な歯や被せ物を物理的に守るための保護装置」として重要な役割を果たしています。

特に、過去に神経を抜いた歯(根管治療をした歯)や大きな被せ物が入っている歯がある場合、歯への負担を減らす工夫も歯を長く維持するうえで重要な要素の一つです。

1. ナイトガードの最も重要な役割(※歯ぎしりを治す装置ではありません)

まず知っておいていただきたい大切なポイントがあります。

ナイトガードは、歯ぎしりや食いしばりそのものを治す(無くす)装置ではありません。

就寝中に無意識にかかってしまう強い力から、「歯の摩耗」「歯が割れること(歯根破折)」「被せ物の破損」を物理的に防ぐための保護装置です。

※なお、ボクシングなどのスポーツ時に使用される「スポーツ用マウスガード」は外部からの打撃からお口を守るものであり、就寝用のナイトガードとは目的と構造が異なります。

2. なぜ「残っている歯」にナイトガードが必要なのか?

就寝中の歯ぎしりや食いしばりでは、日中よりも大きな力が加わることがあり、特定の歯へ負担が集中します。

① 根管治療後の歯の破折予防

神経を抜いた歯は、治療のために内部を削っており、健康な歯に比べて構造的な強度が低下しやすいと考えられています。強い力が繰り返しかかると、歯の根元にヒビが入ったり割れたりする「歯根破折」を起こし、抜歯に至るリスクが高まります。

※神経を抜いた歯のリスクや治療法については、前回の記事「根管治療後の歯はなぜ割れる?原因と予防法」もあわせてご覧ください。

② 被せ物・詰め物(補綴物)の破損・脱落防止

セラミックや金属などの精密な被せ物であっても、強い力が繰り返しかかると、欠け(チッピング)や脱落の原因となります。

③ 歯周組織への負担軽減

過剰な噛み合わせの力は、歯を支える骨や歯ぐき(歯周組織)へ過度な負担をかけます。力を分散させることで、お口全体の負担を軽減します。

3. ナイトガード作製の流れ

当院では、お口全体の状態や噛み合わせを確認した上でナイトガードを作製しています。

  1. お口の検査・型取り: 歯や歯ぐきの状態を確認し、歯型を採取します。

  2. 装着・調整: 完成したナイトガードをお口に合わせて調整し、お渡しします。

  3. 経過観察: 定期検診の際に摩耗具合などを確認し、必要に応じて再調整を行います。

4. よくある質問(FAQ)

Q. ナイトガードは保険適用で作れますか?

A. 症状や診査結果に基づき、歯ぎしり・食いしばりによる歯や関節の保護が必要と診断された場合は、保険診療の範囲で作製できる場合があります。

Q. 装着して寝ると違和感がありますか?

A. 使い始めの数日間は違和感を覚える場合がありますが、多くの方は次第に慣れていきます。違和感が強く生じる場合は、定期検診の際にお持ちいただければ、縁(フチ)の長さや噛み合わせの当たりの調整を行います。

5. まとめ:石神井公園で大切な歯を長く残すために

歯を失う大きな原因には「虫歯」や「歯周病」がありますが、それらに加えて歯を物理的に破壊する要因となるのが「過剰な噛み合わせの力」です。

治療した歯や残っているご自身の歯を長く保つためには、適切な治療を行うだけでなく、ナイトガードなどを活用して「歯への負担を減らす工夫」を行うことが大切です。

石神井公園周辺で「朝起きると顎が疲れている」「過去に治療した歯を長持ちさせたい」「食いしばりが気になる」という方は、当院にお気軽にご予約ください。

【スヴァラ歯科へのアクセス・Web予約はこちら】

https://www.suvara.or.jp

住所:〒177-0041 東京都練馬区石神井町3-7-15

TEL:03-3997-6875


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【根管治療後の歯はなぜ割れる?】歯根破折の原因と「噛み合わせ」から歯を守る予防管理【石神井公園スヴァラ歯科】

(2026年7月31日 12:04 PM更新)


石神井公園駅から徒歩圏内のスヴァラ歯科です。

神経を抜いた歯(根管治療をした歯)は、時間の経過とともに歯根破折を起こすことがあります。

「過去に神経を抜いた歯の周辺の歯ぐきが腫れて痛む」

「噛むとズキッとした違和感が走る」

このような症状がある場合、歯の根元にヒビが入ったり割れたりしている「歯根破折(しこんはせつ)」の可能性が考えられます。

歯科補綴学および歯内療法学の知見を踏まえた結論は以下の通りです。

【結論:根管治療後の歯が割れる2大要因】

  1. 虫歯除去および根管治療に伴う残存歯質の減少

  2. 歯質の変化と「過剰な噛み合わせの力」の集中

治療によって歯の構造的強度が低下している状態において、過度な力への配慮が不足すると、歯根破折を引き起こし抜歯に至るケースが存在します。

なお、根管治療そのものの基礎知識や治りにくい原因については、過去の記事「[根管治療が治りにくい本当の理由はこちら]」にて解説しています。

1. なぜ「神経を抜いた歯」は割れやすくなるのか?

歯の神経(歯髄)を抜いた歯の破折リスクが高まるのには、客観的な構造的理由があります。

① 残存歯質の減少による構造的変化

虫歯の除去および根管治療を行う際、歯の内部を削る必要があります。

治療が完了した段階で、症例によってはご自身の健康な歯質が元の3〜4割程度しか残らないケースもあり、構造的な耐荷重性が低下します。

② 水分量や歯質の変化

神経を失った歯では歯質の性状に変化が生じる可能性が指摘されており、虫歯除去や根管治療による歯質の減少と相まって破折リスクが高まると考えられています。

2. 【臨床的知見】歯を破壊する「1日2000回×過剰な力」

残存歯質が少なくなった歯に対し、日常生活で常にかかり続ける「噛み合わせの力(咬合負担)」は大きな影響を与えます。

歯科補綴学における咬合力測定データ等において、以下の事実が示されています。

  • 1日約2000回の咀嚼・咬合運動:

    人は食事、会話、唾液の呑み込み(嚥下)などで1日に約1500〜2000回、歯と歯を接触させています。

  • 1本にかかる大きな負担:

    咬合力に関する学会報告によれば、奥歯1本にかかる最大咬合力は、成人では体重と同程度またはそれ以上(約50〜60kgf以上)の力がかかる場合があります。

  • 無意識下の食いしばり・歯ぎしり:

    睡眠中や集中時には、日常の食事以上の強大な力が無意識に特定の歯へ集中します。

  • 削られて量が減った歯にこの負荷が毎日繰り返されることで、歯根に亀裂が生じます。

3. スヴァラ歯科における「歯根破折」を防ぐ予防アプローチ

当院では、被せ物を装着して治療を終了とするのではなく、装着後の噛み合わせの変化や力の集中にも配慮しています。

丁寧な問診・打診・視診による臨床評価

患者様が訴える違和感の部位、噛み合わせた際の力の当たり方、歯ぐきの状態を細かく観察・検査し、お口の中の変化を確認します。

「力への配慮」による破折予防(ナイトガード)

根管治療後の被せ物を装着する際は、噛み合わせたときに特定の歯へ過度な側方力がかからないよう、高さを確認し噛み合わせの調整を行います。

また、1日約2000回加わる膨大な力や就寝時の強い力から歯を物理的に保護するため、患者様専用のマウスガード(ナイトガード)の適用をご提案しています。

4. 歯の寿命を延ばすための予防比較

比較項目 対症療法的な対応 スヴァラ歯科の破折予防
基本方針 痛みが深刻化してから対処 割れる前に歯への負担を考慮
構造への理解 単に被せ物をして終了 減少した残存歯質への負担を考慮
保護対策 経過観察のみ ナイトガードによる保護

5. よくある質問(FAQ)

Q. 歯が割れているかどうかは自分で分かりますか?

A. 完全に割れて破片が動いている場合は自覚できますが、初期の細かいヒビは「噛むと時々痛む」「歯ぐきがたまに違和感をもつ」程度です。

気になる症状がある場合は、早期の受診をお勧めします。

Q. 歯が割れてしまったら絶対に抜歯ですか?

A. 破折の深さや位置によります。歯根の深い位置まで垂直に割れている場合は抜歯となる可能性が高くなりますが、浅い位置である場合や条件が整っている場合は、歯の状態を確認した上で適切な対応を検討します。

Q. ナイトガードはどのくらいの期間使用するものですか?

A. 就寝中の食いしばりや歯ぎしりによる力から歯や被せ物を保護するためのものであるため、継続的な使用が推奨されます。

定期検診の際に摩耗具合やフィット感を確認し、必要に応じて調整を行います。

6. まとめ:石神井公園で大切な歯を破折から守るために

根管治療後の歯を長く維持するためには、根の治療だけでなく、残った歯質への負担や日常的に加わる噛む力にも目を向けることが重要です。

石神井公園周辺で、根管治療後の歯を守るためのナイトガードによる保護や、歯の状態に合わせた予防的な対応をお考えの方は、当院で対応しています。

「治療した歯を長く保ちたい」「噛んだときに違和感がある」という方は、当院にお気軽にご予約ください。

 

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根管治療が治りにくい本当の理由|再発・抜歯を防ぐために知っておきたいこと【石神井公園スヴァラ歯科】

(2026年6月24日 11:37 AM更新)


根管治療をしたのに再発するのはなぜでしょうか。

根管治療が治りにくい原因を、再感染・被せ物・咬合力の観点から解説。

抜歯と言われた歯を残せる条件や再発対策について、石神井公園のスヴァラ歯科が解説します。

「根の治療を受けたはずなのに違和感が消えない」

「治療を繰り返した末に、これ以上は難しいと抜歯を宣告された」

このようなお悩みは、根管治療に関するご相談の中でも少なくありません。

他院での治療後に再発を繰り返す症例を検討すると、そこには共通する「再発の要因」が存在します。

再治療が必要になるケースの多くは、「再感染」「被せ物の劣化」「咬合負荷(力の管理不足)」という要因が、数年単位の時間軸の中で連鎖して破綻に至るという、歯科医療における生物学的・構造的な課題が背景にあります。

医療において「100%確実に治る神業」は存在しません。

複雑な生体構造を対象とする以上、絶対を保証することは不可能です。

だからこそ、表面的な機材スペックのみに依存せず、臨床の現場で発生している再発の本質を理解し、「再感染リスクを抑える環境設計」を選択することが、歯を長期的に保存するための実質的な対策となります。

1. 根管治療の再発に見られる「時期・歯種・治療環境」の傾向

日々の臨床現場では、再発を起こす歯にいくつかの共通する傾向が確認されます。

  • 症状が顕在化するタイミング(時間軸の傾向):

    初回治療から数年が経過したタイミングで、レントゲン上で根の先端に膿が溜まる(根尖性歯周炎・歯根端病変)、あるいは歯肉が腫れる(フィステル)という症例が見られます。これは、治療時に根管内に残存した、あるいは新たに進入したわずかな嫌気性菌が、数年単位の期間を経て増殖し、周囲の骨に影響を及ぼし始めるためと考えられています。

  • トラブルが生じやすい歯の種類(解剖学的傾向):

    再治療を必要とする症例の多くは、奥歯(大臼歯)にみられます。

  • 奥歯は前歯に比べて根の数が3〜4本と多く、内部が三次元的に複雑に湾曲しているため、物理的に器具が届きにくい「解剖学的死角」が生じやすいためです。

  • さらに、咀嚼時に前歯の数倍の大きな負荷がかかるため、構造的に破綻を招きやすいという背景もあります。

  • 過去の治療環境に共通する背景(環境の傾向):

    再発症例を検討すると、「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の有無」に関わらず、過去の治療中に唾液を遮断する「ラバーダム防湿」が行われていなかったという背景を持っています。

  • どのような医療機器を用いて治療を行っていても、口腔内の細菌を含む唾液が進入する環境であれば、治療の過程で再感染のリスクを排除することは困難です。

  • 本邦の報告(※1)では、すでに根管治療が施されている歯の50〜70%に根尖病変(根の先の膿・炎症)が認められたとのデータがあり、治療環境の無菌性をいかに高めるかが重要であると指摘されています。

2. 根の治療は何回までやり直しができるのか?

患者様から多くいただく「根の治療は何回まで耐えられるのか」という疑問に対し、医学的事実に基づいて解説いたします。

回数の上限が法律や理論で厳密に規定されているわけではありません。

しかし、日本歯内療法学会による疫学調査・予後統計の解説(※1)等に基づくと、根管治療は再治療を繰り返すごとに歯の内部の汚染された壁(健全歯質)を削り落とす必要があるため、回数を重ねるほど歯自体の強度は著しく低下します。

一般的に、再治療を繰り返すほど歯質の喪失は大きくなり、歯根破折のリスクは上昇します。

回数を重ねた再治療では、仮に根の中を清掃できたとしても、最終的に「歯根破折(歯の根が割れる現象)」を引き起こして物理的に抜歯を避けられなくなる結末を迎えることがあります。

「何回やり直せるか」ではなく、「いかに初回の段階で再感染を防ぎ、再治療の必要性をなくすか」が本質です。

3. 「抜歯と言われた歯」は本当に残せるのか?

「抜くしかない」と言われた歯に対して、まだ再治療(保存)が可能なのか、それとも本当に抜歯を選択すべきなのか。当院では以下の解剖学的・構造的な事実に基づいて識別しています。

  • 再治療(歯の保存)が選択できる基準:

    • ・根の先端にできた膿の袋(根尖病変・歯根嚢胞)の原因が、過去の治療における未清掃な領域(側枝など)に由来しており、物理的・電気的なアプローチが可能な場合。

    • ・補綴(被せ物)を行うための土台(残存歯質)が残っており、精密な封鎖によって細菌の再進入を防ぐ環境が作れる場合。

    • ・歯の根(歯根)にヒビや割れ(破折)が目視およびレントゲンデータで確認されない場合。

  • 抜歯を選択せざるを得ない構造的目安:

    • 歯根破折を起こしている場合: 歯の根に縦のヒビが入ると、そこから細菌が持続的に侵入するため、いかなる消炎処置を繰り返しても周囲の骨の吸収が進行します。

    • 健全な歯質が失われている場合: 虫歯が歯肉の奥深く(骨のレベル)まで進行し、精密な被せ物を維持するための「フェルール(歯肉の上の帯状の歯質)」が残っていない場合、どれだけ根の中を清掃しても、治療後すぐに細菌が再進入します。

感情論や不確実な予測ではなく、これらの構造的破綻の有無を客観的に識別することこそが、予後の悪い再治療を回避するための基準となります。

4. スヴァラ歯科の思想:再発リスクを抑えるための「標準環境設計」

医療に絶対がないからこそ、当院では単一の機材スペックに依存せず、臨床的に繰り返される再発リスクを低減するための環境構築を標準化しています。

  • 外部からの再感染を遮断する「ラバーダム防湿」:

    治療する歯をゴムのシートで隔離し、唾液の進入を物理的に遮断した無菌的状態で処置を行います。これは再発を防ぐための基礎的な要件です。

  • 死角の細菌負荷を低減するための補助的手段:

    直線的な器具が届きにくい湾曲部や扁平な隙間に対しては、専用の極細エアスケーラーチップによる音波振動洗浄や、高周波電気通電による三次元的な熱殺菌を組み合わせます。高周波通電は、器具が物理的に進入不可能な微細な側枝や根尖部(根の先端)の最深部に至る細菌群やバイオフィルムに対して効率的に熱凝固を及ぼし、細菌負荷を著しく低減させるアプローチとしてその有用性が報告されています(※2)。

  • これらは複雑な生体構造という限界に対し、再発の確率を抑えるために用いる補助的な一手段です。

  • 治療後の崩壊を防ぐ「力の管理」:

    精密な治療によって根の中の細菌負荷を低減し、精微な被せ物を装着しても、夜間の過度な食いしばり(力の負荷)を放置すれば、数年後に歯根破折による抜歯を迎えるリスクがあります。

  • 当院では治療終了後、必要に応じてマウスガードの適用などを含めた包括的な咬合管理を視野に入れて対応します。

5. 再発リスクに対する当院の管理基準

再発・抜歯を招く構造的要因 一般的な根管治療における限界 当院が講じている確率上の環境設計 破綻が顕在化するタイミング
唾液による治療中の再感染 綿による簡易防湿(感染リスク大) ラバーダム防湿による物理的遮断 治療後 数年 での根尖病変の再発
複雑な扁平・湾曲部の死角 手用器具(ファイル)による切削 専用エアスケーラーチップによる音波洗浄 治療直後からの 原因不明の違和感
器具の届かない最深部・側枝 薬剤洗浄のみ(限界あり) 高周波通電による三次元的な熱殺菌(補助的併用) 治療後 数年 での慢性的な鈍痛の顕在化
過剰な咬合負荷による破折 被せ物をして治療終了 マウスガード適用等の包括的な咬合(力の)管理 治療後 数年〜10年以内 での突然の歯根破折

6. まとめ:10年後を見据えた包括医療の選択を

根管治療の本質は、「今ある痛みを一時的に引かせる」ことではありません。

「10年後、20年後にもその歯が口腔内で機能している確率をどこまで高められるか」という確率の追求です。

本稿は、根管治療の再発要因を生物学的・構造的な観点から整理し、再感染対策から咬合管理までを含めて解説した内容となっています。

当院では、根管治療単体ではなく、その後の補綴(被せ物)や咬合管理まで含めて、歯の長期保存を目指した包括的なアプローチを行っています。

(脚注)

※1 須田英明:我が国における根管治療の現状と課題. 日本歯科医師会雑誌, 64(4), 412-421, 2011.

※2 川口充ら:高周波通電による根管内滅菌効果に関する基礎的研究. 歯科保存学雑誌, 34(5), 1438-1451, 1991.

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【7~8割が無症状】銀歯は6〜8年で再発する?やり替え判断基準と抜歯リスク【石神井公園スヴァラ歯科】

(2026年5月13日 2:19 PM更新)


石神井公園駅から徒歩圏内のスヴァラ歯科です。

「昔治療した銀歯、いつまで持つのだろう?」「痛みはないけれど、やり替えた方がいいの?」

こうした疑問をお持ちの方へ、当院の臨床データに基づいた「結論」を最初にお伝えします。

【結論:やり替えを検討すべきサイン】

以下に1つでも当てはまる場合、放置は抜歯リスクを高めます。

  • 装着から7年以上経過している(再発の平均は6〜8年です)

  • フロスが引っかかる、または切れる

  • 特定の歯ぐきだけが腫れる・出血する

  • レントゲンで被せ物の下に「影」が見える

    これらは「経過観察」ではなく「精密検査と再治療」を検討すべきサインです。


1. 20年前の「銀歯」が抱えるリスク:適合不良と二次カリエス

銀歯(金銀パラジウム合金)と歯の間を埋める接着用セメントは、一般に10〜15年で微細な溶出が始まるとされています。

  • 「6〜8年」で始まる再発のサイクル

    「一般社団法人 歯の寿命を延ばす会」の調査データによれば、再発の平均年数は部分的な被せ物で約6年、全体的な被せ物で約8年です。 セメントが溶け切る前に、目に見えない隙間から細菌が侵入し、再発が始まっているのが実情です。


2. 「被せ物の段差」が歯肉炎・歯周病を悪化させるメカニズム

不適合な被せ物(オーバーハング)は、歯周病の進行を物理的に加速させます。

  • 細菌の停滞と物理的刺激: 段差がある場所はブラッシングが不可能となり、慢性的な炎症が歯槽骨(歯を支える骨)の吸収を早めます。


3. 【臨床データ】実臨床に見る「隠れ歯周病」のリスク

当院の初診患者様(40代以上中心)を対象とした継続的な観察において、以下の深刻な実態が確認されています。

  • 「約7~8割が無症状」という現実: 約7~8割の方が痛みを自覚しない段階で、被せ物周囲の歯周病所見を認めています。

  • 上顎臼歯部(奥歯)の先行: 前歯に異常がなくても、上顎臼歯部の骨吸収が先行しているケースが非常に多いのが臨床上の特徴です。

  • 末路: 10年以上の放置により、激痛や歯の揺れが生じた時点で来院された場合、抜歯に至るケースも臨床上珍しくありません。

【重要】再発と抜歯を防ぐための解決策

「痛みが出てから治療する」のではなく、「症状が出る前に管理すること」が、歯を長く残すための分岐点になります。

スヴァラ歯科では、再発リスクを抑えるための管理型の診療として、「症状が出る前に歯を守る予防歯科」を重視しています。

虫歯・歯周病を未然に防ぐ予防歯科(定期検診・メンテナンスの詳細はこちら)


4. 納得して選ぶための「被せ物比較表」

当院の臨床においては、再発を繰り返しているケースの大半が銀歯に関連しているという明確な傾向が認められます。

やり替えを検討する際、材料ごとの特性を理解することが「10年後の歯の残存数」を左右します。

比較項目 銀歯 セラミック CAD/CAM
耐久性 ◯(強度は高い) ◎(非常に高い) △(摩耗しやすい)
再発リスク 高い(適合低下) 低い(精密適合) 中~高(適合限界と経年劣化)
審美性 ×(金属色) ◎(天然歯に近い) △(白いが変色あり)
歯周病リスク 高(プラーク付着・段差) 低い(汚れにくい) 中~高(レジンはプラークが非常に付着しやすい)

 


5. 精密な再構築がもたらす「予防効果」

歯科医療の本質は「再発させない」環境づくりにあります。

  • 精密適合の重要性: 高精度な印象材や適切な工程管理により適合精度を高めた被せ物は、銀歯と比較して細菌の付着を抑えやすくなります。

  • 「やり替え」は予防のスタートライン: 精密な被せ物で「磨きやすい環境」を整え、定期的なプロフェッショナルケアを継続することこそが、抜歯を回避する究極の手段です。※1


6. よくある質問(FAQ)

Q. 銀歯は何年持ちますか?

A. 一般的には10〜15年と言われますが、専門機関のデータでは、6〜8年で再発(二次虫歯)が始まっています。

Q. 痛みがなければやり替えなくて良いですか?

A. 当院の臨床データでは、約7~8割の方が無症状のまま進行しています。 定期的な「精密検診」での可視化を推奨します。

Q. 銀歯のやり替えは何歳から考えるべきですか?

A. 年齢ではなく「装着からの経過年数」と「適合状態」で判断します。 特に装着から6〜8年以上経過している場合は、一度精密検査で状態を確認することが重要です。

Q. 予防歯科だけで歯は守れますか?

A. 正しい「セルフケア」と歯科医院での「プロフェッショナルケア」の両立が不可欠です。 詳細はスヴァラ歯科の予防プログラムをご覧ください。


7. まとめ:石神井公園で「一生自分の歯で食べる」ために

40代・50代は、人生後半戦を自分の歯で過ごせるかどうかの分岐点です。

スヴァラ歯科では、過去の治療箇所のリスクを数値と画像で可視化する「定量評価」を行い、一人ひとりに合わせた予防計画をご提案しています。

「あの時、精密に診てもらってよかった」

そう実感していただくための介入は、今この瞬間から始まります。


(脚注) ※1 Axelsson P, et al. : J Clin Periodontol, 2004.

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歯石取りは何回通う?痛い?費用はいくら?歯医者が解説【石神井公園 スヴァラ歯科】

(2026年3月10日 12:14 PM更新)


「歯石取りはなぜ1回で終わらないの?」

これは、石神井公園のスヴァラ歯科を受診される患者様から最も多くいただく質問の一つです。

結論から申し上げますと、歯石取りは通常、1回では終わらず数回に分けて行います。

これは、歯科医学の考え方と、日本の健康保険制度の両方の理由によるものです。

一度で無理に終わらせるのではなく、段階を追って進めることこそが、痛みなく、そして確実にあなたの大切な歯を守るための最短ルートだからです。


なぜ歯石取りは1回で終わらないのか

① 歯科医学的な理由

歯石取りは単なる歯の掃除ではなく、歯周病治療の一部です。

歯ぐきの中に付着した歯石や細菌のかたまりを安全に取り除くため、次のような段階を踏みます。

  • 歯ぐきの状態を検査する

  • 歯石を除去する

  • 歯ぐきの回復を待つ

  • 改善しているか再評価する

歯ぐきの回復を待つ: 歯石を取った後の歯ぐきは、歯の表面に再び密着して治ろうとします(これを上皮性付着といいます)。この「組織が治る時間」を待たずに処置を重ねると、歯ぐきが下がる原因になるため、適切な間隔を空ける必要があります。そのため、複数回に分けて行うのが一般的です。

歯ぐきの炎症は全身の健康との関連も指摘されています。歯周病は糖尿病や動脈硬化などとの関係が報告されており、お口の健康を整えることは全身の健康管理にもつながると考えられています。 歯ぐきの炎症を放置することは、糖尿病や動脈硬化のリスクを高めることにつながります。数回かけて丁寧に管理することで、お口だけでなく全身の健康を守ります。

② 健康保険制度のルール

日本の健康保険では、歯周病治療は検査・処置・再評価といった段階的な流れで行う治療として診療報酬体系が組まれています。具体的には、以下の流れで管理することが定められています。

  1. 歯周検査

  2. 歯石除去

  3. 必要に応じた歯ぐきの深い部分の処置

  4. 再評価

このように、医学的にも制度的にも、歯石取りは数回の通院で行う治療とされています。


「痛い?」への本音の回答

最も気になる「痛み」ですが、ほとんどの方が麻酔なしで可能です。

ただし、歯石が深い場所や炎症が強い場所は、チクッとした痛みを感じることがあります。当院では無理をせず、必要に応じて表面麻酔などを使用し、「痛くない、怖くないケア」を徹底していますのでご安心ください。


費用はいくら?(保険適用)

すべて保険診療(3割負担)で行った場合、費用の目安は以下の通りです。

  • 初診時:約3,000円から4,000円(検査・レントゲン代を含む)

  • 2回目以降:約2,000円から3,000円程度

※通院の流れや詳細な回数については、患者様のお口の状態によって異なります。当ホームページ内の「診療案内」も併せてご確認ください。


まとめ:石神井公園で将来もご自身の歯で食事を楽しむために

歯周病治療では、適切に歯石を除去することで歯ぐきの炎症の改善が期待できます。

歯石や歯ぐきの出血が気になる方は、診察時に現在のお口の状態を詳しく確認いたします。

将来もご自身の歯で食事を楽しみ、健康に過ごしていただくためにスヴァラ歯科では丁寧な治療を大切にしています。


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