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| 【石神井公園・スヴァラ歯科】歯科医が解説 マウスガードシリーズ最終回|スポーツも日常も守る「噛みしめ対策」のまとめ

【石神井公園・スヴァラ歯科】歯科医が解説 マウスガードシリーズ最終回|スポーツも日常も守る「噛みしめ対策」のまとめ

(2025年12月16日 9:12 AM更新)


  • これまでのマウスガードシリーズでは、

    • 第2回で スポーツ時の衝突・外傷から歯を守るマウスガード

    • 第3回で 日常生活に潜む無意識の噛みしめとナイトガードの役割

    についてお伝えしてきました。

    一見すると別のテーマに見えますが、
    実はどちらも共通して

    「歯や顎に“過剰な力”がかかる状態をどう守るか」

    という、同じ問題を扱っています。

    シリーズ最終回となる今回は、
    スポーツ時・日常時の両方を踏まえたうえで、

    マウスガード(ナイトガード)がどのような人に必要で、
    どのような症状と関係しているのか

    を整理します。


    マウスガードが必要になる本当の理由は「噛みしめの力」

    歯や顎にトラブルが起きる原因は、
    必ずしも「事故」や「ケガ」だけではありません。

    実際には、

    • 無意識の噛みしめ

    • 繰り返される小さな力

    • 日常動作や姿勢による負荷

    こうした “気づかない力の積み重ね” が、
    歯・顎・全身に影響を及ぼします。

    噛みしめには2つのタイプがある

    第3回でも触れましたが、噛みしめには大きく分けて2つあります。

    ① 起きているときの噛みしめ(Awake Bruxism)

    研究では、
    成人の22〜31%が日中の噛みしめを経験している とされています
    (Lobbezoo et al., J Oral Rehabil, 2018)。

    特に多いのは、

    • 仕事中・集中しているとき

    • パソコン・スマホ操作中

    • ストレスや緊張が強い場面

    • 前かがみ・うつむき姿勢

    多くの方が まったく自覚していません

    ② 睡眠中の噛みしめ(Sleep Bruxism)

    一方、睡眠中の噛みしめは頻度は少なくても、

    • 噛みしめの力は 日中の2〜3倍
       (Koyano et al., 2008)

    • 覚醒に近い睡眠段階で起こりやすい
       (Lavigne et al., Sleep Med Rev, 2003)

    という特徴があり、
    歯や顎へのダメージが蓄積しやすい ことが分かっています。

    つまり、

    • 回数が多いのは日中

    • 力が強いのは睡眠中

    この両方が、噛みしめ問題の“両輪”です。


    噛みしめが引き起こす代表的な症状

    噛みしめによる負担は、口の中だけにとどまりません。

    よく見られる影響

    • 歯がすり減る・欠ける・ヒビが入る

    • 知覚過敏が治りにくい

    • 顎がだるい・開けにくい

    • フェイスラインが張る

    • 頭痛・肩こり・首のハリ

    • 朝起きたときに疲れが残る

    石神井公園エリアでも、
    こうした症状をきっかけに来院され、
    原因が噛みしめだった というケースは珍しくありません。


    マウスガード・ナイトガードは何をしているのか

    マウスガード(ナイトガード)は、

    「噛みしめを止める装置」ではありません。

    役割は明確で、

    • 歯と歯が直接ぶつかるのを防ぐ

    • 噛みしめの力を分散する

    • 顎関節・筋肉への負担を軽減する

    という “負担を受け止める装置” です。

    これにより、

    • 歯の破折や摩耗を防ぐ

    • 顎や筋肉の緊張を和らげる

    • 睡眠中の過剰な筋活動を抑える

    といった効果が期待できます。


    市販のマウスピースでは不十分な理由(再確認)

    これまでの記事でも触れてきましたが、
    市販のマウスピースには明確な限界があります。

    • 噛み合わせが不安定

    • 力が一点に集中しやすい

    • 息苦しく長時間使えない

    • 変形・劣化が早い

    • 調整や経過確認ができない

    結果として、

    「買ったけど使えなかった」
    「逆に顎が痛くなった」

    というケースが後を絶ちません。


    スヴァラ歯科が大切にしている視点

    スヴァラ歯科では、

    • スポーツ時のマウスガード

    • 日常用のナイトガード

    別物として切り分けるのではなく

    「どの場面で、どんな力が、どこにかかっているか」

    という視点で考えています。

    噛みしめは、

    • 首・肩

    • 姿勢

    • 睡眠

    と連動しているため、
    お口の中だけを見て終わり にはしません。


    まとめ|マウスガードは「守る道具」であり、生活の土台

    マウスガードは、

    • スポーツ選手だけのものでもなく

    • 特別な人だけが使うものでもありません

    日常の噛みしめから歯と体を守るための、現実的な選択肢 です。

    • 歯がしみる

    • 顎が疲れる

    • 朝起きると首や肩が重い

    こうした症状がある方は、
    噛みしめが関係している可能性があります。


    ご予約・受診案内

    【石神井公園・スヴァラ歯科】

    ナイトガード作製、または
    歯ぎしり・食いしばり・噛みしめによる 歯・顎・首肩の不調 が気になる方は、
    状態の確認が必要です。

    初診時は
    「一般歯科(虫歯・歯周病・噛み合わせ)」 としてご予約ください。

    ご来院時に
    「噛みしめやナイトガードについて気になっている」
    とお伝えいただければスムーズです。

    ※本記事は一般的な情報提供を目的としています。
    症状やお口の状態により適した対応は異なります。



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