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| 【石神井公園・スヴァラ歯科】歯科医が解説 “日常の噛みしめ”が体に与える負担と、ナイトガードの意義
【石神井公園・スヴァラ歯科】歯科医が解説 “日常の噛みしめ”が体に与える負担と、ナイトガードの意義
(2025年11月24日 6:22 PM更新)
前回は、スポーツ用マウスガードが「歯を守るだけの装置」ではなく、
パフォーマンスを引き出す道具にもなるというお話をしました。
マウスガードシリーズ3回目の今回は、
日常生活の中で起きる“噛みしめ”と、それを守るナイトガードの重要性
に焦点を当てます。
「寝ているときだけ噛みしめている」と思っていませんか?
実は──
起きている時間のほうが、噛みしめの回数は圧倒的に多いのです。
石神井公園エリアでこうした悩みを抱える方は少なくありません。
スヴァラ歯科でも、噛みしめが原因で歯や全身に影響が出ているケースを日々診ています。
◆ 日常の“無意識の噛みしめ”は、かなり多い
多くの方が自覚していませんが、研究では次のように示されています。
● 起きている時の噛みしめ(Awake Bruxism)
成人の22〜31%が日中の噛みしめを経験している
(Lobbezoo et al., J Oral Rehabil, 2018)
スマホ・パソコン作業中に噛みしめが増える
(Pesciullesi et al., Frontiers in Neurology, 2021)
特に多いのは
・仕事中の集中時
・ストレスや不安のある時間帯
・姿勢が崩れているとき(うつむき姿勢)
これはスヴァラ歯科の診療でも非常に実感があります。
「仕事中は全く気づいていなかった」という方がほとんどです。
◆ 睡眠中の食いしばりは“出力が強い”
寝ている間の噛みしめ(Sleep Bruxism)は、自覚は難しいですが、特徴が明確です。
噛みしめの力は 日中の2〜3倍に達する
(Koyano et al., 2008)
REM睡眠/覚醒移行時に起こりやすい
(Lavigne et al., Sleep Medicine Reviews, 2003)
歯や顎にダメージが蓄積しやすい
(Manfredini et al., J Oral Rehabil, 2013)
つまり
「頻度が多いのは日中」
「力が強いのは睡眠中」
この2つが噛みしめ問題の“両輪”です。
石神井公園の地域でも、働き盛りの方の来院理由として非常に多く見られます。
◆ 噛みしめが体に与える4つの影響
① 歯のすり減り・割れ・しみる症状
強い力が繰り返されると、
エナメル質の摩耗、歯のヒビ、知覚過敏が進行します。
② 顎関節・咬筋の緊張(顎がだるい・痛い)
筋肉が常に力んでいる状態になり、
フェイスラインが張って見えることもあります。
③ 頭痛・肩こり・首のハリ
噛みしめは首や肩につながる筋連鎖を刺激し、
緊張型頭痛や肩こりの大きな原因になります。
④ 睡眠の質低下(朝の疲労感)
睡眠中の咀嚼筋活動が増えると
深いノンレム睡眠に入りにくいことが分かっています。
結果として日中の集中力・活力に影響します。
◆ ナイトガードは“受け皿”ではなく“負担の分散装置”
装着する意味は、大きく分けて3つあります。
① 歯の摩耗・破折を防ぐ(物理的保護)
歯と歯が直接当たらないため、
ヒビ・摩耗・割れを大きく減らせます。
② 力の方向を安定させる(筋肉の緊張を和らげる)
噛みしめの力は、
“方向がブレるほど有害になる”
ということが研究でも分かっています。
ナイトガードは力の方向を一定にし、
顎関節・筋肉の負担を軽減します。
③ 睡眠の質の改善に寄与
咬筋負担が軽くなることで
夜間の筋活動が減り、深い睡眠に入りやすくなる
という報告があります。
完全に睡眠を改善する道具ではありませんが、
噛みしめ由来の睡眠障害には明確にメリットがあります。
◆ なぜ「市販品」はおすすめできないのか?
● 厚みが均一で噛み合わせが不安定
● 息苦しく、長時間つけられない
● 力が一点に集まり逆に顎が痛くなることも
● 衛生面の問題(細菌繁殖・変形/変色が早い)
スヴァラ歯科にも
「買ったけど気持ち悪くて使えなかった」
という方が数多く来院します。
◆ スヴァラ歯科のナイトガードが選ばれる理由
石神井公園の地域で
「本当に使えるマウスピースが欲しい」
という方が選ぶのは、次の理由からです。
① 患者様ごとの型取り → 正確なフィット感
外れず、痛くならず、長時間つけられます。
② 医院で噛み合わせチェック → 負担を分散
顎関節・筋肉の動きに合わせて微調整することで
“守るだけではなく、翌朝のスッキリ感”につながります。
③ 定期検診でフィット確認
歯列や噛み合わせは年々変化します。
スヴァラ歯科では
「作って終わり」ではなく、定期的にメンテナンス
まで行います。
◆ まとめ:噛みしめは「日中+睡眠」両方を見ることが大切
日中は“気づかぬうちに”噛みしめ、
夜は“力が強く”噛みしめる。
この両方を守る方法が、
ナイトガード+生活習慣の見直し
という組み合わせです。
石神井公園で
「歯がしみる」「顎が疲れる」「朝起きると首がつらい」
という方は、噛みしめが原因かもしれません。
◆ ご予約・受診案内
【石神井公園・スヴァラ歯科】
ナイトガード作製・噛み合わせ相談をご検討の方は、こちらからどうぞ。
● Web予約
https://www.suvara.or.jp/first.html
● 電話
03-3997-6875
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